ダムめぐり/「箱島ダム」を知りませんか?/その4
ちょっと整理してみる
なんだかよく分からないまま突き進んで来たので、今後の調査方針を立てる意味もこめてちょっと整理してみる。
- 分かったこと(その1)
- 群馬県吾妻郡東村の箱島湧水のそばに現在は使用されていないダムがある。
- ダム左岸に案内板があり、「ロックフィルダム」と説明してある。
- ダムの下流部分を見た限りでは石と言うより土っぽく、草が生えている。
- ダム上流部分は鉛直に立っており、石積になっている。
- 分かったこと(その2)
- このダムは明治43年9月に竣工した「箱島発電所」の取水ダム
- 「箱島第1発電所」から「東第1発電所」と名称の変遷があり、昭和31年4月25日に廃止
- 発電所について言及した資料はそれなりにあるが、ダムについては皆無
- 分かったこと(その3)
- 堰堤高は7m程度
- 右岸の道沿いに沿って水圧鉄管が残されている
- 発電所の建屋はないが、跡地が残されている。
で、こんどは疑問点や不明点について書き出してみる。
- 疑問・不明点(ダム)
- このダムの形式が「ロックフィルダム」というのは適切か。
- 上流部が鉛直に立っているのはなぜか。
- 疑問・不明点(発電所)
- 発電所跡にある構造物はなにか
- 疑問・不明点(取り巻く状況)
- 資料等がほとんどないのはなぜか
- 現在ダムを管理しているのは誰か
- 土木遺構としてどのような位置づけになるか(価値・重要度)
書き出しては見たものの、まだいろいろ整理出来ていない気がする。まあ、とりあえずこれをとっかかりに調べてみようかと思う。