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ダムめぐり/群馬のダムすごろく/9

須摩野ダム(9投目)

月夜野町にあるというこの須摩野ダム、どうやら群馬県内で一番古いダムらしいのだが、インターネット上で調べてもほとんど情報が出てこないし、頼みの綱のダム便覧をみても詳細な情報が掲載されていない。所在地の住所は掲載されているので、それをたよりに国土地理院の地形図や何やらで探してみるのだが特定できる情報に欠ける。そんなこんなで調べてみた結果三峰山という山の山頂近くにどうやら三峰湖というダム湖があるらしいという情報にたどり着いた。はたしてこのダムが須摩野ダムなのだろうか、とりあえず行ってみれば分かるかもしれないという事でこの湖まで向かう事にした。

三峰山へは途中までしか車道が通じていないため麓の駐車場に車を止める。案内板を見るとどうやら湖まで2.5kmほど山道を歩くとの事。少々げんなりする。

ちなみに湖の近くにはパラグライダーの離陸場があって、この山の上をぐるぐる回っている。こんな真っ青な空を飛び回るのは楽しいだろうなぁ、それに引き換え私は何をしているのだろう、とますます暗い気持ちになる。

登山道脇の看板。山歩きが嫌いな訳じゃないが、熊と蛇は嫌いだ。熊に関してはこれまで直接出会った事はないが(山道で熊を見たと血相を変えている人を車に乗せて送った事はある)、蛇に関してニアミスは数知れない。別ににょろにょろしている分には気にしないのだが、毒を持っているのが非常によろしくない。蛇とおつきあいせざるを経ないなら、ぜひとも無毒な方とだけおつきあいさせていただきたい。熊はプーさんくらいまで。

登山道は初っぱなから急な坂になっている。日常生活ではあまり見かけない斜度だ。階段になってたらまた違うのかもしれないが普通のコンクリート舗装なので結構つらい。かなり挫けそうになりつつも、つづら折りの山道を折り返しごとに休み休み登って行く。

山の半分くらい登ったところで、コンクリート舗装は終わり、ここからは本当に何もない山道になっている。写真はパラグライダーの人向けに作ったものと思われるモノレールである。当然普通の人は乗れない。

登りきったところに建立されている河内神社までたどり着いた。距離では1/3ほどなのだがあとはなだらかな道だろう。

後ろを振り向けば眼下に広がる景色。沼田の河岸段丘もみえるなぁ。気分もなんか晴れてくる。いい天気だ。

新緑の中を歩く。熊よけの鈴もりんりんりん。ん、なんか楽しくなってきたぞ。三峰山から降りてきた人と時々すれ違って挨拶する。山歩きの斜度は5度位までに限るな。

そんなこんなで目的の場所三峰湖にたどり着く。どうやら湖は2つにわかれていてそれぞれに堰堤があるのだが、

はたしてこれが須摩野ダムなのだろうか。ぱっと見た感じ15mあるようには見えない。堰堤の名前を示すような看板も建っていないし果たして…。ともかく、次のさいころだけは振っておこう。

そういえば、湖畔に水芭蕉が咲いていた。

なんか、自然を満喫だ。帰りは下りなので、楽でした。

そんな訳で、このダムが須摩野ダムなのか確定できないので、しょうがないから月夜野町役場にメールで問い合わせてみた。すると、三峰湖と須摩野ダムは別という話。あー。ということで、次のダムは玉原ダム(沼田市)です。→10投目?